第9章 雪に消えた想い
潤「…許さない…お前のせいで兄さんが…」
小屋の中なのに潤から風が吹いてきて勢い良く俺の身体に打ち付けた
智「うわっ!」
潤「お前の魂を持って行けば兄さんの汚名も挽回出来る…殺してやる!」
俺の足元が氷り、動くことが出来なくなってきた
俺…死ぬのかな…
でもそうすればまた翔と…
そう思っていたその時
<バーーーンッ!>
突然ドアが開き、風が俺達を包むように吹いてきた
潤「な、何だこの風!?」
潤からの冷気が止まり、俺の身体も自由になった
すると
『止めるんだ潤!』
潤「えっ!?」
智「この声…翔…?」
風に混じって翔の声がハッキリと聞こえた
潤「な、何で止めるんだよ兄さん!コイツのせいで兄さんは…!」
すると風は止まり辺りに静けさが戻った