第66章 クリパやで~
・・・
「ん・・・・。」
瞼を開けると私はベッドの上だった。
見慣れないベッドに見慣れない部屋。
・・・え、誘拐された?
コンコンッ
ドアのノック音が聞こえた。
入ってきたのは今吉先輩に氷室さん。
「・・・あれ、もしかして」
今吉「そのまさかや。あんた酔っ払って寝てもうたんや」
「う・・・お恥ずかしい。」
氷室「な、なんか俺も微妙に覚えてるんだけど・・・ちょっと変なことしちゃったような気がして」
「・・・」
なんかどんどん思い出してきた。
匂いだけ酔ったせいか記憶もちゃんとあるし
頭が痛いわけでもない。
飲んだらまた違うんだろうな。
「わ、私もハメを外してしまったというかその・・・」
氷室「・・・ごめん汗」
今吉「気分はどうや?平気か?」
「大丈夫です。わざわざベッドに・・・って、ここもしかして」
今吉「ワシの自室やけど。」
「や、やっぱり・・・。」
ということは私、今吉先輩がいつも寝てるベッドで寝ちゃってたんだ・・・。
・・・うわわわわ// なんか恥ずかしい・・・。
今吉「おもろかっで、小倉の寝言。」
「!? なんで知ってるんですか!?」
今吉「ベッドまで運んで、そのまま寝かそう思ったら寝言いいだしたんや。」
「・・・え、どんな?とか聞いてもいいですか?」
今吉「教えへんけど?」
うわわわわ// なんか別の意味で恥ずかしい!!
変なこと言ってないよね私!!あぁぁ汗