第61章 ちゃんと考える。

高尾「え・・・？」

「高尾君のことも、氷室さんも伊月さんも！ちゃんと考えて、ちゃんと見つめなおす。」

高尾「それって・・・」

「・・・今までごめんね。私以上に辛い思い、させてたよね？・・・でももうやめたの。確かに恋愛感情とか、今はないかもしれないけど、私にだっていつかそういう日が来るって。そういう日が来たらいいなって思うようにしたの！」

今吉「うんうん」

先輩は私の話を聞いて頷いてくれてる。

「だから、高尾君」

高尾「な、なに？」

「・・・私を、好きって言ってくれてありがとう」

高尾「っ！///」

そう。
これだ。
これが本当に私が望んだことだ。
自分でも分かる。
今は心から笑顔でいれてるってこと。

高尾「じゃ、じゃぁさ・・・俺、猛烈にアタックするよ？」

「どんとこいだよ」

高尾「好きって何度も言うよ？」

「もういっそ、私を落としてみろって感じ」

高尾「っっっしゃーーーー！！！」

その時高尾君はいつもにまして笑顔にガッツポーズをした。