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*Forbidden Love*【R18】

第3章 来栖 龍之介・弐





それから俺は数時間に渡って彼女と体を重ねた。
前から後ろから何度も体位を変え、その体を貪る。
初めはぎこちなかった彼女も完全に俺の手の中に堕ち、すっかり俺とのセックスにのめり込んでいった…













「…来栖さん……また会って頂けますか…?」

「………」

情事を終え、互いに着替えを済ませたところで彼女がそう声を掛けてくる。
コイツとのセックスもなかなか良いものだった。
その体も魅力的だが、何と言っても俺の加虐心を煽ってくるところがイイ。
いつも泉の好きなようにされている俺にとって、こういう女はとても貴重だ。

彼女の体を引き寄せその唇を奪う。
ドンドンと強めに胸を叩かれたが、構わず濃厚なキスをお見舞いしてやった。


「…気が向いたらまた相手してやるよ」

「……、」





その後俺たちは、日を空けて二度三度と逢瀬を重ねた。
彼女が泉に連絡をし、俺が泉からその申し出を受ける。
瞳さんの時と違い、今回は泉も容認しているので何の後ろめたさもなかった。
会う時は決まっていつものホテル。
キスから始まり(相変わらず彼女は拒んでいたが)、口と胸で奉仕させ、最後に挿入するというのがお決まりのパターンだ。

それは今夜も変わらないと思っていたのだが…


「来栖さん…今日はご奉仕の前に、一杯飲みませんか?」

「…?」

いつものようにシャワーを浴びてベッドルームへ向かうと、サイドテーブルにはシャンパンボトルとグラスが2つ用意されていた。
特に断る理由も無かった俺はその言葉に頷き、彼女と乾杯をしてからグラスに口を付ける。


「お前、酒飲めたんだな」

「嗜む程度ですが…」

普段はセックスしかしない相手とこうして酒を飲むのは新鮮だ。

(…そう言えば今までコイツとまともな話なんてした事なかったな…)

ふとそんな事を考える。
たまには世間話でも…と口を開こうとした瞬間、不意に視界がぐにゃりと歪んだ。



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