第7章 修学旅行は忘れられない思い出があるはず!!?
担任の先生が用意したクジ引きの結果。 バスの隣のペアがカイトとなった
「何回もクジを引き直し出来たら人生楽なもんよ」
『クジ引き直すのに人生関係あるんですかっ!』
「やっぱりハニーと俺は運命の赤い糸で結ばれてるんだね…☆ あぁ!俺はなんて罪深き男なんだっ!!!!」
『精神科行ってこいっ!!』
何故だ!!? 何故楽しみにしてた修学旅行までこうも最悪に…!!?
神は私を見放したのね!!? 神じゃなくて紙って呼んでやるわっ!!←
「そうそう、今年は訳あって三年生も一緒なのよね」
担任の先生の言葉にルナはピクッと反応した
『訳ありで三年も一緒…?』
「去年行くはずだった日にスッゴい台風が直撃してねー…。 そのせいで行けなかったのよ、今の三年生」
「それは災難だったんですね」
…三年生? 三年生って言ったらがくぽ先輩が居るではありませんかっ!!!!
神よ! 紙と言ってごめんなさいっ!!!!
「気にするな」と神の声が聞こえたような気がした
その時確かに、カイトはつまらない表情をしていたーー…
「チッ」
『何だその舌打ちは?』