第38章 なかぬなら・・・(秀吉ED)
先ほどまで着せ直そうとしていたその着物を、
今度は逆に下におろし、
その肌を暴こうとする秀吉。
そんな秀吉に忍は拒絶反応をしめす。
忍「助けて・・・」
忍の助けを呼ぶ声に、
秀吉は着物を下す手をとめた。
思いとどまってくれたのだと、
忍が安堵したのもつかの間、
秀吉は忍の着物の帯を、
しゅるりと解き始めた。
そのまま外した忍の帯で、
忍の腕を拘束し、
手ぬぐいをその口元にいれ、
悲鳴さえも封じ込めてしまう。
秀吉「お仕置きだといっただろ?
お前は俺の言うことを聞いて、
おとなしくしていろ」
普段は優しいこんなことなどしない、
秀吉が今はただただ怖くて仕方なかった。
秀吉が・・・先ほど逃げた男がしたような、
そんなことをするなんて・・・信じたくはなかった。
もとの優しい秀吉に戻ってほしい、
こんなことはやめてほしいと、
忍は恐怖と絶望の中、首を横にふる。