第26章 女城主の決断(信長編)
湯殿にて
忍「しくったな・・・
信長殿もう来てるよなぁ・・・
鍛錬に夢中になってたらこんな時刻だ・・・
さすがに汗かいた状態で会えないし・・・」
??「おい」
忍「!?だ・・・誰!?」
??「安土城当主といえば分かるだろう?」
忍「の・・・信長殿!?」
信長「そうだ。
貴様、俺を呼び出しておいて、
待たせるとはいい度胸だな」
忍「それは謝ります。後程広間に伺いますので、
もうしばらく待っていただけると・・・」
信長「それはできぬ。
というより傘下に下る話し合いなら、
ここでもできるであろう?
せっかくだ。
城主同士腹を割って話そうではないか」
信長はそういうと有無を言わさず戸を開けた。
忍「ちょ・・・ま・・・」
次の瞬間、信長が見たものは、
一糸まとわぬ女の姿だった。