第7章 男子会+自分
帰ってきた後ママ(ハントレス)に
「レイス、いいヒトだっタデシょ?」
と、嬉しそうに聞かれ渋々Yesと答えた
あのママの喜び様を潰したくないからね…
本当に仲が良かったのか…
首筋と肩を鏡で見たときゾっとしたのは言うまでもない
沢山の歯形とアザが忌々しく付いていたのだから
吸血鬼だったら今ごろ死んでたな…と空笑いした
というか痛い
痛い肩に悩みながら今日は眠りについた
この世界に朝なんて存在しないのかもしれない
毎日が暗くて時間の感覚が狂いそうになる
朝と思われる時間にママに起こしてもらい赤いナニカをご飯として食べる
これ…なんなの?
今日も…また挨拶に行くのか…
正直良いことが無くて(ヒルビリーは例外)
これ以上動きたくないでござる
「うさみ…今日ハお留守番シテ」
『どこか出かけるの?』
おや、今日は動かなくて良さそう
どうやら女子会(御茶会)をするようだ
ママに一緒に行く?と誘われたが断っといた
そもそも痛くて休みたいし…
「一人にしトクの心配…
でモ友達呼ンどくカラ安心シテ
ジゃあ…行っテくルネ。」
『あっいってらっしゃい…え?』
友達?
まさかレイスじゃないよね…
そうだったら…逃げよう
絶対に逃げよう
少々怯えながらママの背中を見送った
今更だけど女子会に参加すれば良かったかも…