第19章 ノアくんの乳首
そして、
お母さんが振り上げた手を掴んだ。
(たっ……助かった……)
そして黒さんも到着して、私とノアくんを庇うように抱き寄せてくれた。
クロウ
「なに興奮してるのさ。少しは落ちつけよ。」
?
「これが落ちつけると思う!?」
クロウ
「自分から子供を捨てておきながら…
今更なんだよ。迷惑だ。」
?
「キィーーッ!!
アンタには分からないのよ!!!
毎日…毎回…毎晩!!昼夜問わず泣かれて…
慢性の寝不足…1人で産み育ててストレス溜まってたの!」
お母さんを見ると…
両目を真っ赤にして泣いている。
(一人で頑張ってたんだ……)
いつか私のお母さんが言っていた事を思い出す。
"魅菜はよく泣く子で、
お母さん…ちょっと悩んでてね(*´ω`*)
よくお義母さんに育児助けてもらってたのよ〜"
クロウ
「帰れ…ノアは俺が育てる。」
?
「返して!…お願い!返して!!ノア…ノア!!!」