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〘轟焦凍R18〙初めての愛を集めて

第10章 *Cultivate love (2)*



それからの1週間はあっという間だった。



一日目は2人でショッピングモールに行って焦凍が私に洋服を買ってくれた。私もメニーさんとスウさんに日頃の感謝を込めてプレゼントを買った。


「焦凍は本当に何も要らないの?私だけ買ってもらっちゃってなんか悪い気がする」


「お前の服は俺が買いたかったから買っただけだ。それに男はそんなに欲しいもの無いしな」


「そうなんだ……」


「あ。なら今日からは夜に俺が何を言っても言うことを聞け。それが欲しいもんだ」


「物じゃないけど……焦凍がそれで良いなら」


そんな会話があって、私は物ではなくて1つの約束事をした。


二日目は遊園地に行って絶叫系を制覇した

三日目は焦凍のお母さんのお見舞い

四日目は映画を見に行った。恋愛系じゃなくてホラー系。

五日目はクラスの皆と体力づくりの名目で学校のプールに。

六日目はこれまでの疲れもあって家で1日をのんびり過ごした。


そして七日目の今日。
今日の夕方にはもう家に帰らなければならない。

この1週間は私にとって凄く貴重なものになった。
例えば、この1週間は私が焦凍の髪を乾かした。
こんな事になったのは2日目の夜の事…………。


「えっ、焦凍ドライヤーしないの……?」


「別にやんなくても変わんねぇしな」


「ドライヤー無しでどうやったらこんな綺麗な髪になるのか分からない……とにかくドライヤーはして」


「めんどくせぇ」


「……せっかく綺麗なのに勿体無い。はい、そこ座って、焦凍」


と言うことがあって、私が焦凍の髪をドライヤーする事になった。
「別に良い」と言っていた焦凍だったけれど、やり始めたら「お前にドライヤーされるの良いな」とか言ってきて、私がドライヤー係になってしまった。

まぁ、私も焦凍の髪をドライヤーするの好きだから良いんだけど。



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