第13章 2度目の初めまして
どうにかしないと
『ねぇ…お姉ちゃん…私…今記憶無いけど…』
絵麻「何…?」
『……多分きっと…幸せだったの』
記憶が戻った後、きっとお姉ちゃんの傍に居られないから
絵麻「っ……お願い…私の前から居なくならないで…」
『…お姉ちゃん…天使はいつか天に還るんだよ?』
絵麻「どうして…っ私たちは姉妹で…ずっと一緒にいたのに」
『……泣かせたくないの…ねぇお姉ちゃん笑って?』
ポタリポタリと私の頬にお姉ちゃんの涙が伝う
私が書いたという天使の話は幸せそうだった
けどその幸せは続かない事も何となく分かった