第7章 別れの時
私は今撮ったばかりの写真を理事長先生に見せる。
学峯『おや、どうやらすっかり2人ともまぁさんに首輪をつけられてしまったようですね。
この写真は永久保存にしてから拡大コピーにして部屋に貼り付け、現像した写真はいつでも2人を支配できるよう手帳ケースや定期入れ、財布にも入れておくといいでしょう。』
『なるほどぉ〜!さすが理事長先生。
私がイジられる度にこれをネタにやめさせればいいのかぁ。』
学秀&カルマ『……殺意が湧いてくる。』
『あっれぇ?そんな事言っていいのかなぁ?学ニャン、カルニャン!』
私が写真をチラつかせながら言う。
学秀『今に見ていろ…。首輪をつけるのはこの僕だ。』
カルマ『たぁっぷりミルク飲ませてあげるからねぇ。』
『り、理事長先生…。あの2人…なんかあんまり効果ないんですけど…?』
学峯『まぁさんは、どちらのミルクが飲みたいですか?』
うっ…。よく分からないけど、この場に私の味方はいないみたいだ。
そこへ…。
みゃあ『みゃぁぁ!』
『あっ、みゃあが守ってくれるの?ありがと!』
ペロッ…。
みゃあが私の唇を舐める。
私も、そっとみゃあの口にキスをする。
学秀『ふっ…みゃあにはかなわないな。』
カルマ『まさか猫にもってかれるなんてねぇ。』