第12章 私用人の時間
学秀に言われ、私は久しぶりに使用人の服に袖を通す。
嫌な予感しかしない…。
コンコンッ…。
『失礼します。学秀様…。』
学秀『あぁ。入れ。』
『あの〜、一体何を…?』
学秀『さぁ、今日は僕のためだけの私用人になってもらおう。』
そう言って私をベッドに押し倒す。
『ちょっ、ちょって待って!学秀!』
学秀『おや?敬語と様はどうした?』
『…。学秀様……。』
学秀『まぁ…。僕のものだけになってくれ…。』
そして私にそっと口付ける。やがて、私の唇の隙間から舌を滑り込ませ、舌を見つけると執拗に絡め、吸い付き、また絡め一向に離さない。
『ンッ…ンンッ…ンッ…』
やっと解放されたかと思うと、そのまま私用人の服の背中のファスナーを下ろすと共に、私の首筋に学秀の厚い舌が何度もなんども這いずりまわる。
『学秀…様…。そこ、ダメ…あっ…。』
学秀『知っている…』
そう言って、私の私用人の服をスルスルとベッドの下に滑り落とし、下着姿になった私を見下ろす。
学秀『かまわないか…?今、拒否らなければ僕はもう…止めることはできない。』
『学秀…。私のこと、学秀のモノにして…。』
学秀『言われなくてもそのつもりだ…。愛している。まぁ。』