第11章 学園祭の時間
学秀『では、今挙がった候補の中から学園祭の出し物を決める!
多数決になるため、手を上げてくれ。』
私達のクラスはメイドカフェと、ステージでの出し物に決まった。
女子はカフェとステージの衣装作り。
男子が大道具などの備品を作る。
学秀『まぁ、そっちはどうだ?』
『学秀。今からね、試着なんだ!着替えてくるから学秀も意見ちょうだいね!』
そう言い、空き教室へ向かうまぁ。
数分後…。
『どうかな?』
そこにはフリフリな黒の膝上スカートに白いフリルとレースが付き、腰には大きなリボンを付け、お揃いの白いレースのエプロンを付けたまぁがいた。
頭にはエプロンと同じ素材のカチューシャがついている。
クラスの男子全員が思った。
エロカワすぎる…!!
女子生徒『じゃあ、浅野君がお客さんとしてまぁちゃん接客してみて!』
『はぁい!』
僕は言われた通り席につく。
『いらっしゃいませ!ご主人様!本日はご指名ありがとうございます!』
学秀『あっ…あぁ。』
『ご主人様ぁ〜!まぁのお願い聞いてくれる?
まぁの愛のこもったオムライス、食べて欲しいなぁ〜!』
学秀『なら、オムライスを。』
『やったぁ〜!じゃあ、魔法のケチャップをかけるね!
おいしくなぁれ!おいしくなぁれ!』
そう言ってまぁはオムライスにハートを書き、ハートの中に学秀LOVEと付け足す。
『はい、あぁ〜ん!』
スプーンに一口分のオムライスを掬い、僕の口に入れると、わざとスプーンで僕の唇にケチャップをつける。
『ご主人様ったら、ついてるよ!』
そう言うと人差し指で僕のケチャップをぬぐいとり、自分の口に運ぶ。
『…これって、間接キス…だよね?』
大きな桃色の瞳で上目遣いをし、谷間を見せつけながら身体を捻るまぁ…。