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【暗殺教室】僕の専属使用人

第9章 相思相愛の時間


『あなたは…。学秀、どういう事?』

学峯『痛々しい姿ですね…。大丈夫ですか?まぁさん…。』


学秀『安心しろ。父は決してまぁを売ったわけではない。詳しいことは車の中で話す。』


車の中で聞いた話…。

学秀が弁護士の資格を持つ執事長に電話をして、蒼葉の事を調べさせ、私の両親の居場所も特定。

人生ゲームを終えた後、まず蒼葉の祖父にあたる人物と接触。

そこで今回のいきさつと、私との結婚の意思を伝える。

筋を通す事を第一に考え、業界内でも有名であった蒼葉の祖父は学秀の説得により、承諾をしてくれたそうだ。


また、私の両親に私との結婚の許しを得に行った学秀は、門前払いを受けたそうだが、その熱意に負け、最終的にお互いの気持ちを尊重すると言ってくれたらしい。


理事長先生は蒼葉からの大金の前に何かを察し、本契約前に仮の契約を提示。

その間に蒼葉の祖父とコンタクトを取っていた事から、スムーズに学秀が会えるよう手配していてくれていたという。




一通りの説明を聞く頃には私は病院のベッドにいた。


学秀『まぁ…痛むか?』


『ちょっとね…。でも、3〜4日で赤みは引くって言われたし、今日1日入院したら帰れる。』



学秀が私の手を握りつぶやく…。


学秀『あの時…まぁが蒼葉と去って行く時、力づくでも止めていれば…こんなことには…。』


『学秀はちゃんと私を守ってくれた。だから責めないで。』



学秀『……。愛している。まぁ。』


『私もだよ。学秀。』


私たちはお互いの唇をそっと重ね合わせ、長い長いキスをした。
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