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【暗殺教室】僕の専属使用人

第7章 旅行の時間。


旅行はあと3日。

本契約の前に何とか契約破棄をさせなければ。

まぁは無事なのか…?
くそッ…!!!

父を説得するにもそれ相応の理由がいる。


どうする…?まぁを買い戻すか。
いや、いくら僕でも無理だ。大金を、しかも3日で用立てするのは不可能だ。


義務教育のまぁを使用人にする蒼葉を訴える?

いや、その前に家同士のことに裁判所は民事としてすら取扱うか謎だ。仮に裁判所が動いたとしても、その前に浅野家が逆に訴えられる可能性がある。


なら…。僕にできることは…。


僕はスマホを手に電話をかける。

学秀『あぁ、僕だ。早急に調べてもらいたい事がある。』


その夜は眠らずにひたすら今できる事をした。



次の日、蓮からの連絡で蒼葉の別荘に行く。



蒼葉の別荘に着くと、すでにみんなが集まっていた。

学秀『まぁッ!』

蒼葉の隣で立っているまぁに声をかける。

一瞬僕を見たが、蒼葉に止められているのかすぐに目を逸らし、反応がない。


蒼葉『今日は俺の別荘でゲームでもしないかなって思ってさ!食べ物や飲み物は自由に冷蔵庫から取ってね!


あと、みんなに伝えたい事があるんだ!
俺とまぁ、付き合うことになったから!よろしくね!』


榊原『本当なのか…?』

蒼葉『ね!まぁ。』


『…。本当だよ。』


榊原『…。わかった。』

優『まじかよー。ってか、昨日まで浅野君とこにいたじゃん!まさか蒼葉、お前略奪したのかよ!』


悟『浅野君はそれでいいの?』


学秀『そもそも僕たちは付き合ってはいない。主人と使用人ではあったが…。それ以下でもそれ以上でもない…。』


まぁが下を向いている。すまない…。だが、今蒼葉を刺激しない言い方をしなくてはいけない。

必ず助け出す!だから今は耐えてくれ…。

蒼葉『だよねぇ〜!さ、ゲームしよ!人生ゲームとか用意したんだぁ。』


蒼葉が執拗にまぁにくっつく。髪を撫で、自分の股の間にまぁを座らせ、自分の飲み物にストローを刺したものしかまぁに与えない。



その姿に僕の胸は締め付けられていく。

まぁはただ、されるがままにゲームをしているだけだった…。




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