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【イケメン戦国】蒼い瞳の向こう側

第12章 懺悔。




「そうだな、お前の足音はわかりやすい。」

秀吉さんも笑って同意する。

「おかげですぐにこちらへ駆けつけることができました。」

「うーん。。。もう少しおしとやかに走る。」

「おしとやかな人はそもそも走らない…」

「あっ!そんなこといわないでよぉーーー。、」

家康に言われて泣きそうになりながらいうはる。
そしてくるっと私に向き直りいった。

「ひなさん!助けていただいて
 本当にありがとうございました!!!
 目覚ましていただいてほんとよかったぁ!!!」

いいながら思いっきり抱きつかれた。
右腕になにも当たらないように
ちゃんと、考えて抱きつかれ
ふわっとはるの甘い香りがした。

抱きつかれる瞬間
はるの頬に涙が伝ってるいるのが見えた。


「ほんっ。、。とに、よかった。。。」

こんな、みんなの前で例え同性といえど、
ちょっと恥ずかしいなと思いながらも
はるのあったかさに触れる

「私こそ助けをよびにいってくれてありがとう。」

フワッと、腕がとかれはるの顔がまた目の前にくる。
ふるふると泣きそうになりながら首を降る。

「私があのときちゃんと動いたら。。。」

「はるさん。」

そのまましゃべりそうになるのを制止していう。

「二人とも助かってよかった!ね??」

まだなにかいいたそうだったけど、こくりとうなずいた。

「あの。。唯さんは。。。」

ふと気になって口に出す。
はるがまたあからさまに困った顔をする。

「大丈夫だ。ちゃんと生きてる。」

政宗がはるの頭をなでながら言う。
続きが聞きたくて話を続けようとすると
後ろから優しい声が届く。

「ひな、今日はここまで。
 この怪我でここまでしゃべれてるのがすごいくらい。
 もう寝て。」

家康がそっと私の肩に手をのせる。

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