第1章 【番外編】チョコと経験値
〜薙景 side〜
急な頼みを聞いて貰えて、私は轟君の家について行く事が出来た。
話には聞いてたけど、マジで日本家屋なんだ。
薙景
「お邪魔しまーす」
轟
「あ、ああ…」
薙景
「?どうかした?」
轟君が吃るなんて珍しい。
轟
(八剣が…ウチに…)
家見られるの緊張するのかな…?
薙景
「今日、ご家族さんは…」
聞きかけた所で、奥の方からメガネをかけた女性がやって来た。
「焦凍、帰ったの?おかえり──…⁉︎」
私の存在に気付いて、なんか固まられる。
「…焦凍、この子は?」
轟
「…クラスメートの八剣」