第1章 【番外編】チョコと経験値
風利
「良かった…」
爆豪
「フンッ」
爆豪は、残りのチョコを乱暴に自分の鞄に突っ込んだ。
持って帰ってくれるみたい。
風利
「…ありがとう、爆豪」
嬉しい気持ちがあったから、私は爆豪にお礼を言う。
目線を戻すと爆豪と目が合って、また恥ずかしさが込み上げて来た。
まさか、爆豪に対してこんなに照れ臭い気持ちになる時が来るなんて…
風利
「じ、じゃあ…呼び止めてごめん」
鞄を持ち直して、私は爆豪の横を通った。
風利
「また明日…」
パシッ
爆豪
「待て」
風利
「⁉︎」