第1章 【番外編】チョコと経験値
薙景
「さて…」
今イベント、最大の難関…
爆豪/風利
「………」
ちゃんと風利は渡せるか、ちゃんと爆豪君は受け取るか…という問題。
2人とも、バレンタインとは思えない雰囲気漂わせて睨み合ってるし。
((頑張れ、風利/ちゃん/さん!))
((黙って受け取れよ爆豪!))
風利に応援の眼差しを向ける女子陣、警戒しながら爆豪君を見(張)る男子陣、この空気に笑い出すのを堪えてる私。←
風利
「スー…ハー…」
先に口を開いたのは、風利だった。
風利
「爆豪…このチョコ─(爆豪「要らねー」……」
被せて拒否とか…
芦戸
「バクゴー酷い!」
切島
「爆豪!風利が折角作ったんだから、受け取りゃ良いじゃねえか。漢らしくねえぞ!」
爆豪
「知るか‼︎勝手に作ってんじゃねえよ」