第1章 【番外編】チョコと経験値
薙景
「えー、ごほんっ」
咳払い一つして、私はくるりと男子達の方を向いた。
薙景
「朝っぱらからバレンタインという甘いイベントに踊らされていた男子諸君、」
上鳴/峰田
「言葉には気を付けろ‼︎」
薙景
「ブフッ」
上鳴/峰田
「オイ‼︎」
やばい笑ってしまう。
薙景
「…片や貰えて踊り、片や貰えず踊り、中には静観装いつつ内心で踊っていた人も居るでしょう。現在進行形の人もチラホラ」
切島
「おい薙景、何の話してんだ?」
爆豪
「巫山戯てねえでサッサとどけ、シラガ」
薙景
「ええー、折角任されたんだからもうちょっと楽しみたい」
爆豪
「通れねえんだよ‼︎」
私が喋りながら妨害してたのが気に入らないらしい。
薙景
「じゃあ、直ぐ済ますから御静粛に〜」
爆豪
「チッ」