第18章 甘い病の時間。
カルマ『さ、乾いたよ。』
『コホッ…。ありが…と…。』
カルマ『いえいえ。さ、薬飲んで寝て。』
『うっ…』クラクラする…。
カルマ『まぁ?』
すぐさま私を抱き寄せる。
『さむい…。』
カルマ『これ、熱ヤバいじゃん!早く薬…。て、飲める状況じゃないね…。』
カルマは薬と水を口に含ませ、私の口内へと流し込む。
カルマ『飲んで…。』
コクン…。
カルマ『よくできました。』
それから、布団に入り、私に密着する。
カルマ『俺が温めてあげるよ…。』
私はぼんやりした頭で眠りについた。
次の日ーー。
熱は下がり、ひなのが迎えに来た。
カルマはいつの間にか部屋に戻っていた。
ひなの『まぁ、ほんっとーにもう大丈夫?』
『うん!大丈夫!ひなのとカルマのおかげ!ありがとう。』
ひなの『じゃあ、今日は買い物に行こ!』
『うん!』