第6章 ファーストキス
昼休みにお手洗いに行き、教室へ戻ろうと廊下を歩いていると。
カルマ『ねぇ、まぁ、クラス離れて寂しいし、今日デートしてかなぁい?』
浅野君が生徒会で今日はまぁが1人で帰る事は知ってる。
『相変わらず言い方が軽いねぇ。カルマは。
ま、いいよ!どこにしよっかぁ?』
カルマや渚君はクラスが離れたせいで、そんなに会話したり遊んだりすることはないけど、元クラスメイトとして放課後お茶をしたり遊んだりしていた。
学秀は、あまり喋らなかったけど、いつも私に付き合ってくれていた。
カルマ『じゃあさ、カラオケとかどう?』
『おっけぇ!あっ、ひなのも誘っていい?』
カルマ『俺さ、デートって言ったんだよ?デートは2人でするもんでしょ。』
『ん〜。ま、いっか。じゃあ今日は2人カラオケねぇ!』
6時間目が終わる。
カルマ『じゃ、いこっか!』
カルマと通学路を歩き、駅前のカラオケ店へ入る。
懐メロからバラードまで一通り唄い、私はクランベリージュースをストローで飲む。
カルマ『まぁの声、すっごく綺麗だよね。俺聞き惚れちゃったよ!』
『ありがと!お世辞でも嬉しいよ!』