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【暗殺教室】同棲してみた【カルマ】

第11章 結婚しました


「なんか実感わかないね・・・」

式場に入場する前

隣のタキシード姿のカルマに笑いかける

「一緒に暮らしてたから、何か変わるわけじゃないしね」
「そだね」

でも、結婚するって事実が嬉しくて

「・・・今日から、嵌めるのこの指輪じゃなくなるんだよね」

いつか、カルマがプロポーズしてくれた時にくれた指輪

結婚指輪は二人で選んだ

今日からそれを嵌めるんだ

時計を見る、そろそろ時間だ
家族も、友達も、みんな式場に入ってるんだろうな

「カルマ」
「ん?」

なんとなく名前を呼んでみた

カルマは先に会場の方に入ることになる

あたしはそのあとお父さんと


「・・・ありがとね」


好きになってくれて
選んでくれて
愛してくれて
結婚してくれて

笑ってそう言うとカルマも優しく笑ってくれて
髪が崩れない程度に頭を撫でてくれた

結婚式開催の宣言が聞こえる


行ってらっしゃい


また後で










式場内に入って
カルマの隣に立って
病めるときも健やかな時も、いつも愛することを誓って

指輪を嵌めてもらって、嵌め返して
婚約指輪とは違う、それが左手の薬指に光る
カルマの同じ指にもそれがあって、ベールの下でちょっと笑った
嬉しくて

向かい合って
やけに真面目な顔のカルマに思わず笑った
プロポーズしてくれた時と同じ顔だ
いつもキスするときそんな顔しないのにね、いつも笑ってるのに
緊張してる?

「カルマ」
「ん?」

何も言わずに微笑んでみた
言葉にしなきゃいけないこともない気がした
言いたいことは、後でいっぱい言える

大好きだよ、愛してる、だから大事にしてね
一生カルマの隣にいるからね

だからほら、誓いのキスしようよ
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