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【暗殺教室】同棲してみた【カルマ】

第1章 ごはんつくって


E組で過ごしたあの特殊な一年間が終わって
地球は滅びずに済んで
あたしとカルマは殺せんせーの教えのおかげでだいぶ上の高校に入れて


そして、苛烈な大学受験を乗り越えて、今に至る


「ねえ、カルマ、これカルマのだよね?」

大きめのダンボールの中を確認してカルマの部屋へと持っていく

「そこら辺置いといてー」

カルマは忙しそうに自分の部屋を片付けている
言われたとおりにドアの前に置いといた


あたしも自分の部屋に戻る

だいたい片付いたけど整理しないといけないものが少し残ってる


まだ開けてなかった小さめのダンボールを開けると

「あ……」

いつか、殺せんせーの暗殺に使ってたナイフが出てきた
懐かしい
同時にカルマとあった日のこととか、いろいろ思い出が浮かんでくる

あの時のあたしはいつかカルマと一緒に住むなんてこと想像してなかった
ただ毎日が楽しかった、気がする
はっきりとは覚えてないけど

「もう3年ぐらい前の話なんだ」


おかしな話だけど
あの頃があったから、今がとても幸せなんだと思う



みんなはどうしてるんだろうか


渚くんとカエデとはたまに連絡取り合うけど
他のみんなは高校2年生の時にクラス会して以来あってない


「、どした?」
「ん?」

いつの間にかカルマがあたしの部屋を覗いていた

「いや、ボーッとしてたからさ」
「見て、見て」

カルマにナイフを向ける

「あー、オレもまだ持ってるよ」

そう言って笑うカルマ

「懐かしいね」



「あ、そうそう、そろそろ休憩にしないかなって思ってきたんだった」
「いいよ、ちょうどお昼の時間だし」
「何か食べたいものある?」
「カルマの手料理ー」
「・・・え?」

ちょっと驚いたようなカルマに笑顔を向ける

「まったく……」
「だめ?」
「夜ごはんはが作ってよ」
「はーい!」
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