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The night dream of fairy【気象系BL

第4章 〜真実…そして〜



雅紀と智は

2人をベッドへ運ぶと

夜景が綺麗に見える山まで来た。

智「すごい!綺麗だね!
宝石みたい!」

雅紀「…ここオレのお気に入りの場所なんだ!!」

智は大きく伸びをした!

智「本当に気持ちがいい!!」

雅紀「でも、さとちゃんの兄弟本当に仲良しだね!
羨ましいよ!」

智「うん!
翔くんもカズも僕を心から大切にしてくれる
世界一大事な兄弟だよ!」

雅紀「……。」
雅紀はニカッと笑うと、

突然、智の唇に自分の唇を強く押し付けた!



智「…えっ? マーくん?」

雅紀は微笑む
そして、再び智の頬をゆっくり触った。

雅紀「オレにも
可愛い弟がいたんだ!」

雅紀は智の顔を見ながら…
愛おしいそうに…
見つめる

智と弟をダブらせて見ていたのだ。


智「いた?」

優しい瞳に見つめられた智は

瞳の中に
どこか寂しそうな…

でも…

何か…
力強い、
何かがあるような…

雅紀「……智…わ……」

智は、雅紀の瞳を
ジッと見た

雅紀はゆっくりと
小さい声で何か言ったが
智「⁇何に?⁇」

聞こえない

その強い目が怖い…と
感じ、
その瞳にそらした。


智「…マーくん……」

雅紀は智から離れ
石の上にゆっくり座った。

雅紀「さとちゃん…そんなところにいないで、
こっちにおいで…。」

雅紀はいつもの笑顔で
石をペシペシ叩いた。

智「……う、うん。」

智は雅紀の横に座る

雅紀「弟は、慧って言うんだ。
女の子みたいに可愛い顔をしていたけど…
口が悪くて…
本当に生意気な事ばかり言うし
オレを兄貴と思ってる?
って言うぐらいオレの扱いが雑だった。」

雅紀は智の頭を撫でた。

雅紀「さとちゃんと翔ちゃんみたいだったんだよ。」

智「……。マーくんヘタレじゃないよ」

智は唇を尖らせて言った。

雅紀「ふふふふふ…。
可愛いね、さとちゃんは…
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