第27章 手加減しない節分
ギィーーーーッ…バタンッ!!
いよいよ影が居るであろう地下室に入った。
入り口の扉は閉めたから、
もう逃げられない。
千助
「観念して豆投げつけられろ!ノア!!」
"パチッ"
暗い地下室の電気をつける。
すると…
地下室の隅に震えている鬼の面を被ったノアがいた。
千助
「あははっ!なんだよ!震えてんのかよ!!
ちったあ、この時期の俺の気持ち分かったか!??
ほれっ…"鬼は外!福は内ーーッ!!!"」
"パチパチパチパチパチパチパチパチッ"
千助が投げた豆が鬼役の身体に激しく当たる。
『ッ!!!』
次々と当たる豆の痛みに悶える鬼役…
千助
「。゜。⌒\(*´∇`*)\」
その痛がる姿が面白くて、やり続けていたら
気付けば俺の枡(ます)の中は空になった。