第10章 オリキャラ短編集
「あの・・・お取り込み中悪いんだけど・・・ドゥンケル早くいくよ・・・」
声のする方へ向くと、アニがたっていた。
「あぁ、もうこんな時間か・・・、じゃあ、行ってくるぞ。留守番よろしくな」
「・・・任したよ。僕も行きたいけどあそこは、ね・・・」
過去を思い出しているのだろう・・・。
「・・・・・・。分かってるよ。さっさとエレンだっけ?連れてかえってやるから。それまでおとなしくしてろ。」
「うん、待ってるよ。あと、顔はバレないように!」
「分かってるよ!・・・“お前も過去にとらわれんなよ。”」
「うん、ドゥンケルは過去にとらわれてないの?」
「・・・さぁな・・・。」
曖昧な返事をして家からでる・・・。
・・・過去か・・・
たらい回しされたり、地下街へいたときを思い出す・・・。
「そういえば、アイツはどうしてんだろうな・・・?」
まだ、地下街にいるのだろうか・・・?
「地下街にいるのなら、アイツだけは殺さないようにしようか・・・」
それくらい、アイツを気に入っていた。
まぁ、そんな簡単に殺られる奴ではないと知っているが・・・
その人が調査兵団にいて、さらに審議場にいたことに気付くのはも~っと先のお話・・・。