• テキストサイズ

君と過ごす時間は贅沢『気象系BL』

第1章 大親友の壁


雅紀「ニノ、どしたの?」

あなたの俺を見る優しい顔が好き。

俺の名前を呼ぶ声も好き。

出来なくて悔し涙を流す顔も、笑って楽しそうにする姿も…

和也「俺は、相葉君が好きです。」

雅紀「ニノ…?」

和也「相葉君とは親友を辞める覚悟で言ってる…」

雅紀「そんな…」

俺は一番大切なものを捨てることになる。

でも、もう覚悟してるから…

雅紀「ニノ、ずっと俺にそういうこと言ってくれてるけど本気…なの?」

和也「本気だよ。ずっと…でも、俺はもう誤魔化さないよ。明日からあなたと親友を辞めるつもりで言ってるから…」

雅紀「……」

相葉君が困った顔をしている。

雅紀「今日は帰るね。」

相葉君は何も言わないまま家を出て行った。

俺は相葉君が座っていた場所に顔をつけて横になった。

和也「うっ…うぅっ…」

人を本気で好きになるってこんなに辛いだね…

ましてやずっと側にいた親友に…

和也「ごめん…ごめんね…相葉君…」

好きになってごめん…

俺は泣きながらそう言った。
/ 46ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp