第99章 瘀血(おけつ)
助けて——
そんな想いにまで駆られる中で
出る前に病室にいた頃
頭が痛い…と迅が頭を抑えていると
恵土から息絶え絶えながらに、頬と額へキスをされた
迅『………え?』
恵土「いたいのいたいのとんでけ
わたしのとこへこおい(ふらふら)
ちゃんと…やす、め」
がくっ
『恵土!!?』
駿『気絶してる……』
迅(ほんと…かなわないなあ)
透けて見られた
そう感じて…笑った
あの時と同じように……
6年前
迅「俺の頬にキスしたらいいことあるよ?
恵土「ほんと?」ぱあっ!
迅「うん!
俺のサイドエフェクトがそう言っている(にや!)
なーん
ちゅっ
迅の言葉を遮り、恵土は左頬にキスをした
恵土「へへへ^^♪
よしっ!これでいいことあるぞー!
ありがとーう!!^^」満面の笑みで手を振る
迅「エイプリルフールなんだけど…」
その後…
恵土「いいことあった!
ありがとな^^」
進が玉狛支部に来たことで気分がすっかり盛り上がっている恵土を見て…
気付けば…
目で追う存在になって
再び現在…
迅『そして落ちたのが俺です』
もぐもぐ
元気出して!と駿から購買店で買って差し入れに貰ったぼんち揚げを片手に
迅はモグモグしながら昔を語っていた
『ええええええ!?』
迅『いやまあ、あの頃は若かったから≡≡ははは』
レイジ『あれは確か…6年前だったか?
様子がおかしかったな』
小南『13歳ね』
『若!』
迅『だってどんな窮地もポンポンポンポンひっくり返してくんだもん
スーパーマンや、トランプのジョーカーみたいに
みんなでひっくり返そうな!
って笑って言ってたけど…
一人だけで全部の局面安定させてたし…
そりゃ憧れの人からされれば…ね?
例のアレがあったのは14歳の時だったし…』
恵土「いやもう…時間過ぎるのあっという間だねえ
なんか皆に背中蹴っ飛ばされて頭撫でられたんだけど
なんだったんだろうね…」
迅『!!(瞠目)
(最上さん……)
ふふふっ!
はっはっはっはっはっはっはっ!!^^』
『?』『どうした?』
迅『俺の声…聞かれちゃったのかな
心配させてごめん)←天を見上げて微笑む
皆で戦っている…か(ぽつり)←瞑目し、自身に言い聞かせるように呟く
ありがとう…皆
元気出たよ(微笑)
さてと…運命の綱引き、頑張りますか!』