第99章 瘀血(おけつ)
太刀川『雷蔵さんあーそーぼ♪
なんて』にや
雷蔵『ちっ』
ぼおんっ!!
同時に風間が東へスコーピオンを突き立て
太刀川の背後へ着地した
雷蔵を建物ごと破った時の立ち回り
中では…
出水と二宮の置き弾、一斉射撃が起き
雷蔵はレイガストとシールドで余波を防ぎつつ距離を置く
恵土はスコーピオンを球状に纏って逸らし直撃を防ぎ
凄まじい噴煙の中でモールクローを用い、スコーピオンを纏った恵土を像ごと彫刻のように雷蔵側のみへ一瞬で作成
そこに噴煙の中で雷蔵が意識を向けている間(その視界は出水と二宮にもリンクされている)に
雷蔵の左側面(壁側)に回り建物の壁へ押しやり、旋空弧月でレイガストのシールドごと突き飛ばした
斬撃のつもりで撃っていないので破られずに済む
恵土にとってはあくまで陽動、東を倒しやすくする為の布石、陽動だった
恵土『3対2だな』
太刀川『ほい弧月』すっ←差し出す
恵土『サンキュ』ぱしっ←左手で受け取る
出水『うわあ〜
やな展開;』
ばっ!
下を見下ろせる位置から遠ざかりながら撃とうとするも
二宮『無駄弾を撃つな
トリオン切れになるぞ』通信
出水『りょーかい』通信
すたっ!
恵土『出水は私がやる
そっちは任せた』
二人『了解』
恵土『フルガードされたら厄介なんでね
融合もヤバいでしょ
今もやってるっぽいし』
出水『マジか…;(バレてる;』苦笑
恵土『4種融合ってやつか?
最初の大爆発…全部混ぜたろ』
出水『御名答^^;』
そう会話する中…
恵土へ向けて攻撃も飛ばす二宮に
太刀川が旋空弧月で防ぎ、敵への攻撃も同時に努める
太刀川『やらせねえよ』ふっ
恵土『かっけーぞけーい!』にや!声だけ向ける
太刀川『にや!)へへ』キラン!
風間がシールドを張れない今が好機!
と二宮がハウンドとメテオラを合成し攻めたくるも
全て回避し詰め寄ってゆく
風間『一体…
一体誰のハウンドを受けてきたと思っている!!?)…』
全てフットワークにスコーピオンを用いた高速変速移動により次々に回避し、間合いを詰めてゆく
その脳裏によぎるのは…
戦闘訓練で、死ぬほどハウンドやバイパーをかわすもの
同時に迫る弾の数は千にも及び、全て回避を命じられていた
弾幕は隙間すら無く、スコーピオンで軌道を逸らす方法から隙間に身を滑り込ませるやり方まで伝授されていた
