• テキストサイズ

Unlimited【ダンまち】

第89章 堆魂の儀(ついこんのぎ)





悪魔の階層――

竜の巣、61階層


そこにはスライムが跋扈しており、
主に水場で形成されており、動きが取り辛い状況下に置かれている

水が無い足場がある場所であっても、一方的に蹂躙されるより外なく…


それが悪魔の階層とされる一番の元凶ともされている



Lv.∞(魔闘持ちではない)の者達で構成されたとあるパーティーでは…

スライムが水を纏い、ウォータージェットを放つ
それはオリハルコンを容易く砕き貫通し、死に至らしめる


リーダー「え」

隣の男の上半身が消し飛んでいる
その更に後ろでは、頭が既に撃ち抜かれ立ったまま絶命しており
それを把握した直後に、その死体の頭が千切り飛ばされて頭を食い出す←実は遊んでいるだけで食べる振りをしているだけ

食われそうになる中
リーダー「マナメタルマナメタル
全身覆ってくれえええええええ

蘇生!
帰還!!送還!!!」

頭を抱えて断末魔を上げる男性であった


『マジ怖い…』

ただただ畏怖を感じ、ガクブルしたまま帰ったそうな……



蘇生石、帰還石、回復石…
それらは持って帰ることも出来、持ち越すことも可能な為、

非常に重宝されることとなる(外でも使うことが出来、転売を防ぐ目的で安価で出回っている)


外で出回っているものの帰還石は、自らの家に帰る時に使われる
ただし、蘇生は寿命で(この世上の役割を終えて)死ぬものには発揮されず、手元に残る
回復は何にでも使える為、医療現場でも用いられるのだとか――あくまで最終手段として

そうでないと回復石頼りになってしまって、本来なら自力でも解決出来るはずなのにその力が成長しない事態に発展してしまうからね


そして……

ベートも手伝いに駆り出されていたが
ほとんど一瞬で全て狩りに狩られ、1日も経たない内に材料は全て揃った



迷宮の仕組み

人と関わりを絶たれた異空間があり
そこで怪物は生み出され、のんびりと休養を過ごす
食事と睡眠と安全は保証され、生存競争もなく、外でモンスターとして殺されても蘇生される

魔石とドロップアイテムを残すが、誰に殺されたかに関するモンスターの記憶は無くなる


∞湧きの起点はそこであり、次から次へ順に排出か留まるかを切り替えられているだけ

外で暮らしたい怪物は、意思疎通の訓練をした後に魔族として生きることも出来る、選べる


/ 5980ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp