第82章 光芒(こうぼう)
ケイト「ねえ…あれで、癌になるの防げるかな?」不安げ
書記官「多少はね
拘束官「望み薄だがな
真偽官「所詮癌は勝手にするね
審査官「うん!その通りだと思う
保定官「本当にな
『ろくでも無いから本当に;』はああああああああっ!!嘆息
・自分に合わせろと好きに歪めまくる
願い(欲)の暴走
ケイト「これを汲み入れた方が…」
書記官「うう~ん…これ以上はややこしくなりそうだし、いいんじゃない?
あ、要らないって意味で」
ケイト「う…ん」
審査官「不安になるのもわかるけど、信じようよそこは
大事な人達なんでしょ?」
原初の始祖神「その通り!!
そろそろ筆を置きなさい!休むこと!!
自分整えるの一番大事!!!」
『本当にご尤も』
ケイト以外『そしてその台詞をそのまま返す』
真偽官「ケイトにもね」じと目
ケイト&原初の始祖神『…………;(たらたら滝汗、視線逸らし)
済みません;』
一頻り逃げようとした後、そう最後に零した
そうして…礼を言って、ある程度お手伝いしてから…お別れした
駆け付けてくれた原初の始祖神の分体を、しっかりと…再び抱き締めてから
で…蒼穹の丘に着いてから…一通りフィンに話した後、帰宅した
んだが…
ケイト「……聞いて欲しいことがある…」
『?』
~中略~
ティオナ「原初の始祖神?!」
アイズ「ケイトが!!?」
『一生閉じ込められる!!?』
ケイト「うん…
あ、でもちゃんと膜を部屋のようにしたりとか、部屋に入れるようにとか、融通しようとしてくれるようにはなったんだ
まだ頑張ってる最中だけど…会いたい時に、向かいに行けないのは変わらないから……
予め…会いたい人にだけ、どうしてもこの人はって人達にだけ、伝えることの許可を貰ったんだ
20人でも十二分に多過ぎるけれど;」
リヴェリア「だが…冒険譚にはどう伝える?」
ケイト「その辺りはなんなり調整してくれるって
始祖神の中でも全ての実在化を司る神、それが原初の始祖神であり…創世神そのものなんだって
創世神の膜から、与えるべきだと、創世神そのものだと認められた証として、創世神の膜が新たに生成されて与えられるって……」
フィン「つまり…その白いローブは…」
ケイト「私の…私だけの、創世神の膜だ!
で…
エヴァンのは、一時的に命を実在化させる為に与えたもの」
