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小話【気象系BL短編集】

第83章 その意味を知らずに



side.A


急に立ち止まり、ショーウィンドウに釘付けになるキミ。
そこに飾られていたのは、見るからに仕立ての良いスーツだ。
欲しいんだろうなぁと思いつつ、手が出ない価格だから言い出せなかった。

買いたかった。買ってやりたかったの。
キミが慕う先輩に勝ちたかった。どんなことでも、ね。
なんて、くだらない見栄なんだけどねぇ。






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