第7章 chapter7
王の間着くとアリスはもう、足がガクガクで床に座り込む。
アーデン「アリスはそこで休んでなよ」
俺は目の前の大きな鎌を持った、死神とかした連中の死骸を片付ける。
火の海とかした王の間
これで片付いたかな。
俺の手にかかればこんなもん。
今まで遊びで敵を倒してたけどね。
振り返って呆然としてるアリスに話そう。
アーデン「ノクティス王子に何が起きたのか、話そうか? そこのクリスタルに飲み込まれたのさ」
俺は王の椅子の上にある、クリスタルに視線を向ける。
アリスもクリスタルに視線を向ける。
アーデン「俺はクリスタルにですら触れなかった、それは大昔の話特効薬はない流行病が蟇延した、元凶は寄生虫だった。 その病に侵された者は化け物として殺された、当時ルシスにひとりの男がいた自分の体に病を吸い取り、病人を救っていた男がまだクリスタルに選ばれていなかった王はその唯一救える、男を殺してしまった」
アリスは目を逸らさず聞いてる。
この時ノクトはクリスタルに飲み込まれていたか。
アーデン「化け物呼ばわりしてな、俺の名前さあれ本名だけど正式名じゃなかったんだよね、アーデン・ルシス・チェラム。 イズニアは誰の性だったかな」
アリスは目を開かせる。
そりゃあ驚くよね、だって俺が王の名前を持ってるなんてさ。
アーデン「クリスタルの力を得て真の王になって、クリスタルごと王を葬り去るのが俺の望みなんだ」
アリス「ノクトを殺して、何になるの?」
アーデン「俺はね、アリス君を生かしてやる方法があるんだけど聞きたい?」
立ち上がってアリスに背を向ける。
殺意の視線がくる。
アリス「そんなもの! 聞きたくない!」
アーデン「聞きたくないの? 永遠の不老不死の体を手に入れておきながら?」
今じゃアリスの石と体からは強い力を感じる。
アリスの力を使えば簡単に王都の滅亡ができる。
アリス「不老不死? そんなもの望んでない!」
アーデン「望んでない? じゃあ俺の力と匹敵するその石壊せるものならやってみなよ」
外そうとするけど、苦しみで倒れてしまう。
アーデン「ねぇ? アリス君が望んでる結末って俺が死ぬこと?」