第3章 マネージャーなのに。
~ユリノside~
スタッフでの話し合いが終わった。
その話し合いで気づいたことがある。
『どうして...?』
朝、私が靴下を探してたから時間が押しているのに、他のスタッフはメンバーが寝坊したからだと言っていた。
つまり、みんなが私を庇ってくれたらしい。
私が悪いことなのにまたみんなに気を遣わせちゃった...
うわっ、なんか涙出てきた!
RM「トイレどこだ...ん?ユリノ?...え!?どうしたんだ!?」
出てきた涙を拭っていると、後ろから突然ナムジュンに声をかけられた。
ナムジュンは驚いた顔をしていた。
『!?ナムジュン!いや、なんか目にゴミが...』
苦し紛れの言い訳...
通用するかな...?
RM「...そうか。目薬なら俺持ってるけど貸すか?」
通用した...!!
『いや、目薬なら私も持ってるから!じゃあね!!』
はぁ...危なかった。
泣いてるなんて知られたら他の7人も黙ってないだろうし...
この悩みも自分でなんとかしなきゃ...