第12章 STAND 12
和「電気消しますね?」
雅「うん。お願い~♪」
二宮がリモコンで部屋の明かりを消した。
外はまだ明るい。
スマホをポケットから取り出して時間を確認する。
まだ5時か…。
そりゃ、明るいはずだな。
スマホを枕元に置いて、腹の上で腕を組んだ。
暫くして、静かな室内にみんなの寝息が聞こえてきた。
天井をボーッと眺めながら、男5人で並んで寝るって、なんかすごい画だな…。
~なんて、思っていたら、足にどすんと衝撃がきた。
何事かと起き上がって見ると、翔くんの足が乗っかってきていた。
翔くん、寝相わるっ!
足を戻してあげて、タオルケットをかけてから横になった。
すると、再び足にどすんと衝撃がきた。
また足を戻してあげる。
これを何度か繰り返しているうちに、面倒くさくなった俺は、翔くんの足を乗せたままにして、目を閉じた。
すると、疲れもあって、うとうととしてきた。
~ら、翔くんが「ううーん…」と寝返りをうって俺に抱きつくような体勢になった。
首すじに息が規則的にかかってくる。
うわうわうわっ!
これ、ヤバッ!!
勃った。
これだけのことで、勃っちゃったよ、俺。
ヤバイヤバイヤバイ!
みんながいるとこで、こんな…っ!
バレたら、ヤバイ!
落ち着けー、落ち着けー、落ち着けー。
「ふーふーふー」
深呼吸をして、祈るような思いでムスコをねかせることに集中した。