第31章 私立リアリン学園!~イケヴァン・アーサー&伯爵~ 情熱編
「イクよ」
「あー、俺も、イク」
「ふぁ、ん………私、も」
――――――っ!!!
こうして、ぶつかり合う身体は、汗と愛液にまみれながら同時に快楽を分かち合った。
「あ………はぁ」
シンとした部屋には、三人の荒い息づかいだけが広がっていった。
ポタン。
伯爵の額から流れ出た汗が、私の頬に落ちる。手のひらで拭ってくれると、今度は両手を頬に添え、唇を柔らかく重ねられた。
「ぅん………」
愛しさが溢れた、甘いキスが繰り返される。
「あー、な~んか、ま~た盛り上がっちゃってる?俺もマインとキスしたい。これ、この体勢スゴイ興奮してイイんだけど、ちょい重い。伯爵~、チェンジしよっか」
「は?チェンジって………そんなの却下!私、もう限界っ」
アーサーの提案に強く抗議する。
「俺はまだイケルよ?」
「俺もだ」
「伯爵まで!?」
ゆっくりと立ち上がった伯爵は、ネクタイをゆるめ、ボタンを外すと、バサリとシャツを脱ぎ捨てた。
目の前のたくましい裸体に吸い込まれていくかのように凝視してしまう。
そんな私の下でモゾモゾと体勢を変えながら、アーサーが耳元で囁いた。
「まさか塗り替えられてないよね?俺のカタチ、覚えてるか確かめさせて?」
「………!」
そう言って、手の平で包み込むように太腿を撫であげる。
身体の奥から、また、熱い欲望が込み上げてきて、ドロリと流れていく愛液を感じる―――。
腰をくゆらせて向き直ると、今度は私からアーサーのモノを蜜壷に沈め始めた。