イケメン戦国 家康三成メイン書庫(記念小説等例外有)◆R18
第21章 譲れない想い〈政宗END〉
「最近、ずっと考えてた。ある意味悩んでた」
「……?」
「が、何でか遠くに行っちまうように思えてな。けど、悩む必要なんてなかった」
「どうして……?」
「俺がお前を離さなければいい。お前が……が何処かへ行こうとしても、俺が止める」
「……」
「俺が絶対に、お前を行かせない。何処にも」
その答えに、は苦笑いを溢した。躰中に満ちていく様々な感覚に堪えながら、そっと政宗の頬に手を当てる。
「私の意志は?もし、私が行きたいって言ったら……どうするの?」
「……それがお前の決めた事なら、やりたいようにやれ」
「……」
「って、いつもの俺なら言うところだが」
「?」
「……悪いな。お前の事だと、そうはいかない。……お前が俺と居たいと思えるように、意地でもその気持ちを変えてやる」
「政宗……」
「どんな手段を使ってもな。だから、とりあえず今は……」
「ひゃっ!」