第17章 近過ぎたキミ②(及川徹)⚠兄✕妹R18⚠
「それで?なんで熱の事
知ってんのさ?
買い物の時は熱無かったじゃん。
連絡先なんで知ってんのさ…!」
涙の交じる声に
ズキズキと痛む胸。
『だから!その時はなんにもなくて!
そのあのハンバーグのレシピをね
書いてもらったの
その下にマコ…嶋田さんの
番号とアドレスが…
徹と仲直り出来て嬉しかったし
お礼のLINE送ったの』
「なんで送るのさー…
そりゃあのハンバーグは
美味しかったけどー!」
拗ねた声はそのまま
私の肩に噛み付く徹
『でしょ?そのおかげで
徹と…その…チュー…とか
出来たし…さぁ…だから
浮かれて…て……ね?』
濡れてフニャフニャになった
髪の毛を撫でながら
『そしたら次の日LINEが…
ブチろうと思ったけど
光速な返事が来て…さぁ
返さなかったら電話も…
それで熱の事を…』
あの日の出来事を徹に話す
区切りの良い所まで話して
『……ね?だから
別に特別な関係じゃないよ!』
振り返って
徹を見上げる
うんうん、と聞いてくれてるし
納得…
「口説かれてるじゃん!
結構ガッツリと!!
なんでLINEなんかするのさぁ!」
してない!!