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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第74章 キミのトナリ オレのトナリ(及川徹)


「んなっ!
泣いてないし!
姫凪のが泣き虫だったじゃん!」

ムッとしたのと
図星突かれて恥ずかしかったのとで
思わず上げてしまった顔は
絶対真っ赤だ

「…って、顔向け出来ないって
言ってんじゃんか……」

あー!もう!決まらない!!
クソ恥ずかしい!

「とにかく今はソッとして…」
『チャント…見て
もう、すれ違うの嫌だよ
アレが徹との最後の思い出なんて
…徹はそれでも、良いの?』

逸らそうとした顔は
あっつくて小さな手で止められ
熱を持つ目いっぱいに
姫凪が映される

「良いわけないじゃん
でも、俺がした事は消えないし
姫凪を泣かせた事実も
消えない…よ」

傷付けて疑って
また傷付けて…

許されたいけど
そんな都合良いことなんか
無理だって思ってた…けど
それは姫凪も一緒で
俺と同じくらい

『それを言うなら
私も一緒だよ?
孝ちゃんと居た事で
徹を傷付けたでしょ?
今もそんな悲しそうな顔させてる…

ねぇ、もうそれも手遅れかな?
消す事は出来なくても
上書きする事は出来るんじゃない?

…ダメ…なの?』

姫凪も許されたくて
元通りを望んでくれてた
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