第74章 キミのトナリ オレのトナリ（及川徹）

「なに？エッチな顔して…
上だけじゃ足りたくなったのかな？」

そう言って笑った徹の指が
私の身体をユックリ
上からなぞりながら
下半身へ降りてくる

「足、チャント開かないと
触れないだろ？」

膝を割られ
グッと開かれる股
また力が入ってしまう身体に

「ほんっと、素直で可愛い！
力抜けって言ってんのに
…バーカバーカ」

徹がまた笑顔を零し

「大好き…姫凪」

優しく唇を塞いでくる

絡まる舌
深いキスで酸欠になった頭は
下半身にまで
意識を向けるなんて
余裕がなくなっていく

『と、おる…』

「うん、そのまま力抜いてな
奥まで解してあげるよ」

クタリと力の抜けた足を
大きく開いて
割れ目をユックリなぞって
開いていく
既に溢れた愛液が
徹の指先を濡らし
クチュクチュと
エッチな音を立ててる事に
更に変な気持ちになってしまう

もっとエッチにして欲しい、なんて
私、どうしちゃったんだろ…