第73章 ♑瞳を閉じても②(赤葦京治)完結
上体を起こすと
おろした髪の先が
肌を撫でる感触が
擽ったい様な気持ち良いような。
『どうしたの?
なんか変?』
微かに捩った身に
首を傾げる姫凪さん
「なにも。
ただ…」
『ただ?』
「姫凪さんは
髪の先まで気持ち良いんだなって
思っただけですよ
貴女の全部が…俺を欲情させるなー…って」
その首を指で擽り
頭の後ろに手を伸ばして
引き寄せる
『それは京治もだよ?
触られただけで
気持ちよくて堪らないよ
もっと触って欲しくなる』
近くなった唇が
俺の唇に微かにあたり
『触ってよ、もっとー…』
深く深く重なる
柔らかくて甘くて
それでいて激しくて
姫凪さんを表してる様な
口付けに夢中で応えながら
可愛く主張する
胸の突起を指で捏ねると
『…ッッ!』
俺の口内に甘い声を漏らし
繋がった秘部の圧を強めてくる
「乳首弱いですね
こんなにスグ反応して
蜜が溢れて
垂れて来てるじゃないですか
…姫凪さんのエッチ…」