第73章 ♑瞳を閉じても②(赤葦京治)完結
「…なに硬くなってるんですか?」
ベットに運び
お互い生まれたままの姿に戻り
いざ!という空気に
もつれこむはずが
『だ、だって…!
なんか久々じゃん!』
俺を直視しない姫凪さん
どうやら
恥ずかしがってる様なのですが…
「久々って。
さっき思いっきり
イかせまくったんですが?
俺もエロい手付きでイカされたのは
夢だったでしょうか?」
セックスではないにしろ
お互い欲を飛ばし合って
一緒に風呂まで入ったんですが…
『そ、そうだけど
そうじゃなくて…!
こんなにドキドキする
セックス…久々だよ?
いつもドキドキはしてたけど
最近…は、ほら
怖かったじゃない…』
【優しく抱かれる】の
一択しかないといった顔で
俺を見つめ
期待に胸をときめかせてると
真っ直ぐ伝えて来る
姫凪さん