第73章 ♑瞳を閉じても②(赤葦京治)完結
横槍を入れるにしては早いし
「俺の女口説くな
このフニャチン野郎!で
良いだろ!
オマエも!
口説かれる様なスキ作んな
この早漏回数稼ぎ野郎!とか
言ってやれ!」
なんて事を言うんですか!!
しかも…
「木兎クン、あのさ…
赤葦クンが早漏かどうかは
俺は知らないし
俺もフニャフニャではないし…
なにより
寂しそうだから構いたくなったけど
スキがあるとは
それほど思わなかったよ
まぁ、あわよくばゼロじゃないけど
キミ程では…」
「俺はあわよくばしかない!
ゼロじゃない程度のオマエと
一緒にすんな!
構いたくなった?
それだけなわけあるか!
姫凪とヤリたかったくせに!」
「いや、マジでマジで!
俺はそんなにケダモノじゃない!
チャラそうに見えて
紳士なんだからな!」
「それを野獣に変えるのが
姫凪なんだ!
オマエも絶対絆されてた!」
「そりゃ、可愛いとは
思ってたけど!
二人をこんなに
拗らせるつもりは無かったんだよー!」
アナタ達が揉めてどうする?!