第67章 咲く恋、散る恋、芽吹く恋③(宮侑、宮治)
『…うん、呼んでんけど
用事あるって…
終わったら来てって
LINE入れてんけど未読やねん』
俺の問いに
スマなそうに俯く姫凪
いや、来てたら来てたで
この調子では行かへんかったやろけど…
「さよか…
用事やったら、しゃあないわな…」
ヤッパリ結構ショックやな。
サクラの言う”用事”は
きっと抜け出して治の所へ
行く事やろう。
未読って事は
もう…
『侑?』
「なんや?」
『チョット付き合って!
学食のアイス食べよ!』
俯く俺の顔を覗き込んで
姫凪がグイグイと手を引く