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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)
第67章 咲く恋、散る恋、芽吹く恋③(宮侑、宮治)
姫凪を見送るサクラが
鞄を持ってリビングを出ようとする
その背中に
「サクラ…ちょい待ち」
小さく声を掛けた
「え?」
振り向いた顔は
いつもと変わらんけど
どこか辛そうにも見える
「…サクラ、あんな…
さっき…治…の…」
なんて聞こう
なんて諭したら
「治の部屋で…」
お前を傷付けず止める事が
出来るんやろう
頭をフルに回転させるも
口ごもる俺を見て
言いたい事を察したんやろな
「ん?なんやろか?」
なんや、その顔。
そんな顔、俺知らんよ。
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