第66章 咲く恋、散る恋、芽吹く恋②(宮侑、宮治)
なんとなく
タイミングが合わない
学校生活
お昼ゴハンも今日は
向こうが部活の仲間と食べるからと言って
別々になった。
それはエエねんけど…
「…なんやねん?」
「熱あるやろ?」
時間経つごとに
治くんの顔色が悪くなっていく
「部活して汗かいたら治る」
「倒れんで?」
いくらタイミング外しても
放課後は避けられへん。
私らが行けば
そこに二人は居る。
そう、二人。
もちろん…
「大丈夫や。そんな軟ちゃう。
あんま、絡むなや
侑にイジメられるやろがい」
「そうやぞ!治!
サクラから離れろやぁ!
トス上げたらへんからな!」
侑くんも。