第66章 咲く恋、散る恋、芽吹く恋②(宮侑、宮治)
泣くほど好きなくせに
まだ私の為に
動こうとするん?
〈あ、ごめん!
もう支度して出なアカンねん
帰ったらチャント寝ぇや!
どうせあんまり寝てへんねやろ?
声疲れとるよ〉
『全然やし!』
〈そう、ほなな。
ご飯作ってるから
帰ったら食べな?
お母さんらが居らんからって
ダラダラしたらアカンよ〉
いつも通りにされれば
される程
『ん…分かった』
惨めや
かっこ悪い…
自分で自分が
ドンドン嫌いになって行く
こんな私、治くんには
似合わんよ
私…サクラには
敵わへんもん