第65章 咲く恋、散る恋、芽吹く恋(宮侑、宮治)
『やばい!緊張するなぁ!
どこ行こか?』
「その辺でエエやん?
向こうお腹減ってたら
ご飯食べに行っても良いけど…」
『アカン!治くんの前で
特盛りとか食べられへん!』
「なんで牛丼屋行くつもりなん?
しかも特盛り食べる気かいな…
色気か食い気かどっちかにしぃ」
相変わらず姫凪は
乙女やし
治くんとの仲を取り持っても
良いかもって
思っててん
ただ、二対二は
私にはハードル高くて
歩く時なるべく
治くんの隣を譲ったりする位しか
出来てなかってんけどね。